「椿山」は国指定の天然記念物に指定されています。
青森県平内町、夏泊半島の突端に位置する、一万数千本の藪椿におおわれた山。
この付近がヤブツバキの北限地なんだって!
さらには、日本の渚100選のうちのひとつ!
というわけで行ってきました。
そのうらに隠された、ひとつの悲しい伝説を知らずに。
その伝説に由来する神社が椿神社です。
さて、その伝説とは、
【その昔、越前商人の横峰嘉平という人が、交易に来て、村の娘・玉と契り、末は夫婦になろうと誓い合った。嘉平は商用で一時国へ帰らなければならなくなり、お玉は「京の女がつけている椿の油が欲しい、今度来る時はその実を持ってきてください。絞って塗りたい」と名残りを惜しみ泣いて別れた。
お玉は、嘉平を待ち続けたが、約束の年になっても船は来なかった。
待ち焦がれたお玉は、嘉平を深く恨んで海に入って死んでしまった。
村の人々は泣き悲しみ、海が見えるこの地にお玉の墓をつくって埋めた。
三年を経た次の年、嘉平は約束の椿の実を持って来たが、お玉の死を村人から聞いた嘉平は、倒れんばかりに嘆き悲しみ、せめて慰みにと椿の実をお玉の墓のまわりに埋めてやった。それが芽を出し、年々繁殖し、椿が山を覆うようになり、今日の椿山になったという。
明治の文人・大町桂月は、この伝説を書きとめ、「ありし世の その俤の偲ばれて 今も八千代の玉つばきかな」と詠んでいる。※境内の椿山伝説紹介板より】
- 椿神社の境内には、この伝説を記した紹介板や、「お玉の墓」と伝わる祠なども建っています。
と( ノД`)シクシク…
メロスになれなかった嘉平。
嘉平、三年もなにやってたんだよー泣
すれ違いから生まれた悲恋
行く前にチェックしてたら、また違った見方ができたのかな。
すれ違いで変わる運命。
ものごとの見方って、ちょっとしたところ変わるし、価値を生む、変化させる。
後悔しない生き方、、、だよね。
誰も報われない、それは避けたい。
今回訪れたとこはここ。
〒039-3301 青森県東津軽郡平内町森県平内町
日本の渚 百選 「椿神社」
海風の吹きすさぶこの地。
自生するヤブツバキ。
まことに悲しきかな。
うねり捻じれた樹形は、伝説の運命を語っているのか。
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